幸せホルモンをしっかり出して幸せになる

最近、なんだか気持ちが沈みがちで、何をしても楽しく感じられない…そんな日が続いていた時期がありました。

朝起きても、心が重くて布団から出るのがつらい。好きだったはずの音楽も、なんだか響かない。

そんなとき、ふと「幸せホルモン」という言葉を目にしました。

幸せホルモンって、なんだろう?と思って調べてみると、セロトニン、ドーパミン、オキシトシンなど、心を穏やかにしたり、やる気を出したり、人とのつながりを感じさせてくれるホルモンのことらしい。

それを知った瞬間、なんだか希望が湧いてきました。自分の中に、幸せを感じる力がちゃんとあるんだって。

そして、それを引き出す方法もあるって知って、ちょっとだけ前向きになれたんです。

まず試してみたのは、朝の散歩。太陽の光を浴びると、セロトニンが分泌されるって聞いて、近所の公園まで歩いてみました。

最初は気が乗らなかったけど、空気がひんやりしていて、葉っぱの揺れる音が心地よくて、少しずつ気持ちがほぐれていくのを感じました。

歩いているうちに、なんだか胸の奥がスーッと軽くなっていくような感覚があって、「あ、これがセロトニンかも」って思ったんです。

次に意識したのは、食事。バナナやナッツ、発酵食品がセロトニンの材料になるって知って、朝ごはんにヨーグルトとバナナを取り入れてみました。

食べるだけで幸せになれるなんて、ちょっと不思議だけど、実際に食べてみると、なんだか心が落ち着く感じがしました。

「自分のために、ちゃんと食べる」っていう行為そのものが、心に優しくて、安心感につながる気がします。

そして、意外だったのが「人とのつながり」。オキシトシンっていうホルモンは、誰かと話したり、触れ合ったりすることで分泌されるらしい。

でも、今の時代、なかなか人と会うのも難しいし、距離を感じることも多いですよね。

だから、まずは家族に「おはよう」って声をかけることから始めました。たったそれだけなのに、返ってきた「おはよう」が、すごくあたたかく感じて、胸がじんわりしました。

友達にも、久しぶりにLINEを送ってみました。「元気?」って一言だけ。でも、返事が来たとき、すごく嬉しくて、心がポカポカしたんです。

人とのつながりって、こんなに力があるんだなって、改めて感じました。

それからは、ちょっとした会話や挨拶も、大切にするようになりました。

ドーパミンは、達成感やワクワクする気持ちで分泌されるって聞いて、何か小さな目標を立ててみることにしました。

「今日は洗濯物をたたむ」「お気に入りの紅茶を飲む」「好きな本を10ページ読む」そんな些細なことでも、できたら自分を褒めるようにしました。

「よくやったね」「今日もちゃんと過ごせたね」って、自分に声をかけるだけで、なんだか心が満たされるんです。

こうして少しずつ、幸せホルモンを意識して過ごすようになってから、気持ちが安定してきました。

もちろん、毎日が完璧にハッピーってわけじゃないけど、落ち込んだときに「じゃあ、セロトニンを増やしてみようかな」って思えるようになったのは、大きな変化です。おすすめ:幸せホルモンを出す方法【セロトニン、ドーパミン、オキシトシン、エンドルフィン】

自分の心に、ちゃんと向き合えるようになった気がします。

「幸せになる」って、何か特別なことをしなきゃいけないって思ってたけど、実はすごくシンプルなことだったんですね。

太陽の光を浴びること、ちゃんと食べること、誰かとつながること、そして自分を認めてあげること。

それだけで、心はちゃんと反応してくれるんだって、身をもって感じました。

もし今、ちょっとしんどいなって感じてる人がいたら、「幸せホルモン」を意識してみてほしいです。

無理に元気になろうとしなくていいし、笑顔にならなくてもいい。ただ、少しだけ自分をいたわってあげるだけで、心はちゃんと応えてくれます。

ぼくも、まだまだ試行錯誤中だけど、一緒に少しずつ、幸せを感じる練習をしていけたら嬉しいなって思います。